蝶尾|読み方が不明すぎるBL

トジツキハジメ作品

作家の平瀬は、密かに想いを寄せていた編集者から結婚の報告を受けます。静かに悲しむ彼を慰めるのは、人の姿となった尾びれの華やかな金魚、蝶尾。「それは彼を想う私が抱いた幻想か 蝶尾が希んだ姿なのか」

 

端正な日本語のモノローグに誘われ、幻想的な世界観にどっぷりと浸らせていただきました。大正・昭和浪漫文学が好きな人にはたまらない作品です。

 

驚くのは、同単行本に毛色の全く違う作品が混在していること。なんとバリバリのB系男子の恋物語『The day was not fine(ザ デイ ワズ ノット ファイン)』もあります。ファッションや言葉遣いなどが妙にリアルなのが、何とも言えない味わい。

 

巻末のエッセイマンガで著者がハトにストーカーされたことを知り、この方は一体何者なのかと…

 

少し変わったBLが読みたいという人は、ぜひとも手に取ってください。

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