テンカウント5巻ネタバレ集やってみた

テンカウント5巻ネタバレ

 

あらすじ

停電で停止したエレベーターを降りた城谷と黒瀬は、そのままタクシーで帰宅をする。
黒瀬を追いかけて降りる城谷。もっと黒瀬に自分を汚してほしいと頼む。
その言葉通り、黒瀬は城谷を汚していく。
潔癖者が汚れ、快楽におぼれる様に、黒瀬の興奮はおさまらなかった。

 

黒瀬視点の過去となる。
幼い黒瀬は、まったく子供に無関心な両親のもとで育つ。
そこで出会った年上の男性に興味をもつのだが、その相手は不潔恐怖症に悩む人間だった。
そんな彼を救ってやることが出来たのは自分だけだったのに、彼をすくう事が出来なかったと後悔をする。世間から隔離させてしまう恐怖を抱えた人を救おうと決意をするのだった。

 

現在にもどる。
一夜を共にした黒瀬と城谷。今度こそこの人を救うという覚悟が、黒瀬にはあった。
手帳に克服しなければならない10項目の、最後を書き込んだ城谷。
そのまま黒瀬が好きだと告白をしたのだった。

 

レビュー

上手くいくかと思わせておいて、最後のページに現れた女性の存在が気になる終わり方でした。彼女が黒瀬を目で追うあたり、なにやらもう一波乱やってきそうな気配です。

 

今回は、黒瀬に焦点を当てた物語となっていました。
なぜこのような仕事についたのか、こういった性格になってしまったのかなど、黒瀬視点で語られる過去の物語が妙に切なく感じてしまいました。
愛情を受けたくても受けられなかった子供時代。そんな時に出会った世間と隔離されることに悩む男性の存在。
それらの全てが現在へとつながってゆき、黒瀬の暗闇が読者に心苦しく切なく伝わる物語となっていました。

 

イチオシページ

完全に依存してしまったであろう117ページがおすすめです。
好きになってすみません。俺の事を捨てないでください。なんて、普通の恋愛では出てこないセリフをさらりと言ってしまうあたり、洗脳完了といったところでしょうか。
俺に騙されて、ひどい事されたのに、これほどなつくなんて・・・という黒瀬のドSなセリフ。読み手ごとノックダウンといった感じです。
捨てないで下さいとすがる城谷に、黒瀬はなぜか泣きそうな表情を浮かべます。すがっていたのは城谷だったのに、いつしか黒瀬にとっても城谷がとても重要な存在になっていたのでしょう。
初めて年下にみえた、という城谷のセリフが興味深いです。
泣きそうな黒瀬に思わず手を伸ばして包み込もうとするあたり、どっちがどっちに依存しているのやら。互いに依存しあう関係となった物語でした。

 

まとめ

相変わらずドSぶりは半端ないです。
しかし、謎の多かった黒瀬視点で描かれた物語から、黒瀬に感情移入ができました。

 

城谷の潔癖に悩む序盤から始まりましたが、今では互いのトラウマを乗り越えようとするあたりまできていますね。
続きが楽しみでなりません。

 

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※2017/01/31更新※